いじめで僕は成長できた。

いじめがあったから今の僕があるんだ。

『B'z』という恋敵に破れ、いじめられた話。

高校1年生のとき、僕をいじめてた人間は3人いました。

 

それぞれ、

イケメン長身キラキラネーム『カス』

カスと同じ中学で変な声の『B'z』

カスの『舎弟』

 

その中でも、

今日はいじめっ子三人衆のナンバー2.

変な声の『B'z』を紹介します。

 

とにかくB'zが好きなやつ。

 ビーズ⤴じゃなくてビーズ⤵を強要してくるやつです。めんどくさい。

 

そしてブス

北京原人みたいです。そっくり身長も。ひっく。

 

f:id:yamamotosyouya:20171104045239j:plain

 

おまけに声も変ドラえもんスネ夫みたい。

 

なのにこいつが!

 

中学で童貞を捨てているというのです。

 

こんなブスがまさかウソだろう。

と思いましたが、カスがB'zは童貞じゃないと言うのです。

 

お相手は不細工な女性らしい。

 

うーん、なんか妙に信憑性が増した。

 

そして、こいつ暴力的。

体つきはガリガリなのに、なぜか腕相撲は強い。

そのおかげで、違うクラスのゴリラ番長から気に入られてました。

 

あと、この記事を書いてる最中に

B'zに関して

忘れかけてた強烈な思い出がよみがえりました。

こいつ僕の恋敵でした。

なつかしいなぁ。

ここからはちょっと僕の話

 

B'zと彼女を巡る戦い

僕は高校入学初日に、同じクラスの女の子に一目惚れしました。

 

髪型はボブで可愛らしいキラキラネームの子でした。

 

僕は、その子を振り向かせようといろんな手を尽くしました。

 

なにせ、

その当時の僕は恋愛経験など

全く無かったものだから、

  • どうしたら、女の子に好かれるのか
  • LINEは何日置きがいいか、どんな話題を振ったらいいか、寝落ちが効くのか、
  • 告白はどのタイミングでするべきか

恋愛上手といわれる友達に聞きました。

 

そうして、彼のアドバイスをもとに僕は、彼女にアピールしていきました

 

B'zから突然の告白

ある日、学年全体で行われる模擬試験がありました。

 

会場に向かう途中、

僕はちょっとでも、彼女の注目を集めるため

グループLINEで、友達とじゃれる写真を送信していました。

スクールカースト上位だと証明するように。

 

そして、午前の試験を終え、

昼休憩になりました。

 

僕は、ここでも彼女の注目を集めるため、クラスの男子が群がる場所へと向かいまし

た。

B'zは、そのグループの中心にいました。

そして、楽しくもない「じゃれあい」を終え、みんな自分の机に向かう中、

僕はB'zに話しかけられました。

 

B'zは持っていた携帯を僕に見せます。

 

画面は誰かとのLINEのトーク画面が表示されていました。

 

ここまでは、なんのこともない

ただの日常です。

 

しかし、ここから僕の地獄は始まりました。

 

僕「何、コレ?」

 

B'z「ごめん」

 

は?なにが?

そこに書いてあった文字は

f:id:yamamotosyouya:20171104043433j:plain

 

B'zは彼女とお付き合いを始めたのでした。

 

僕「お、おう。そうなんだ。」

 

動揺を見せないように笑います。

なんのこともない最後の抵抗です。

 

僕は、彼女を巡る北京原人との戦いに破れたのでした

 

僕は実際にB'zに負けた

ここまで、B'zのことボロカスに言ってきましたが、

実際のところ、

 

男として、彼女をめぐる戦いに破れ、

人間として、スクールカーストの位置付けにおける戦いに破れました。

 

それから、僕はB'zから強い当たりを受けました。

 

それでも抵抗できないのは、僕がB'zに対して、彼女を巡る戦いを含む全てのモノに負

ていたからです。

 

でも、彼女はとられたかもしれないが、僕の方が運動神経はいいし、顔もイケメンだ。

 

山本翔也は負けてない部分もあるじゃないか。

 

だけど、彼女を取られたことから始まった、

B'zに対する『負けたんだ』という劣等感は、

とてつもなく大きく、

他の僕がB'zに勝っている部分をも多い尽くすほどでした。

 

その状態を端的に言い表すと、

 

僕には自信が無かった。

 

今でこそ、いじめられた経験をバネに頑張れていますが、

 

当時の僕には、

彼女を巡る戦いに

『負けた』

という事実しかなかった。

 

劣等感のかたまりでした。

 

しかし、B'zは違った。

 

たしかに顔と身長は北京原人で、声は変だけど

 

自分に自信があった。

 

その自信が彼女を射止め、自分という存在をスクールカーストの中で確立させたのです。

 

いじめから学ぶことは多い

いじめはたしかにつらいです。

しかし、いじめられているという状態から、学ぶことはあります。

 

僕の場合だと、

『自信を持つことの大切さ』

です。

イジメはダメだダメだと言う大人は山ほどいますが、

 

ダメだからなんだ

 

と思います。

 

いじめられている人達からすれば、

そこには『いじめられている』という事実しかない。

 

そういう人達にはアフターケアが必要だし、

イジメから価値を見出だすことの大切さの方が、

 

よっぽど被害者の支えになる。

 

僕は、つらいあなたの気持ちが分かる。

 

そのつらい経験を自信につなげる術を知っている。

 

いじめられたことのない、口だけの教育評論家はいじめから何かを学べるはずがない。