いじめで僕は成長できた。

いじめがあったから今の僕があるんだ。

元いじめられっ子が挑戦するヒッチハイク

いじめられっ子が劣っているなんて時代はもう終わった

いじめられっ子は人よりコミュ力がないからいじめられるのか

いじめられっ子は人より一歩踏み出す勇気がないからいじめられるのか

 

いや、そんなことはない。

いじめられっ子は誰よりも注目を集めることが上手いし、

何より愛されている。

 

いじめっ子>いじめられっ子

なんて時代は終わったのだ。

 

これからは

いじめられっ子>いじめっ子

だ。

 

たしかに、中学・高校でいじめられている最中は、つらいし負けているかもしれないが、

長い目で見た時、社会で通用するのは

クラスの中のいじめてた大勢より

クラスの中で唯一いじめられてた1人なのだ。

その君だけの特殊な経験で、
いずれ、他の人より秀でていると感じる時は来る。

それを僕は証明する。

 

ヒッチハイクを決心するまでの経緯

f:id:yamamotosyouya:20171106063750j:plain

早稲田大学入学時の僕。俺よりオモシロイやついないだろとめちゃくちゃ尖ってた。

僕、山本翔也18歳。(当時)

広島のド田舎高校から晴れて早稲田大学に入学したはいいものの、

中国語のクラスの親睦会に間に合わず

グループLINEに招待してもらえませんでした。

そのまま、中国語の授業がスタートするのですが、

親睦会にもいなかったし、グループLINEにもない名前の僕を

みんなは

「誰だ、あいつ」

と不信がる。

さらに、みんな仲の良い友達の隣に座って授業を受ける中、

僕だけ、1人で寂しくボッチ授業。

僕はつらくなって、授業もテストも投げ出して、こう思った。

「学校じゃない場所で、すごいことしてやる!」

てな訳でヒッチハイクに行ってきまーす!笑

 

8時間乗せてもらえず、ただ歩いた。

目的地は、

「屋台のラーメンが食べたい!」

って理由で、福岡にしました。

そして、スタート地点は西武新宿線野方駅を選びました。

なぜかって?

ここは環七通り、通称「カンナナ」が通っています。

そしてこのカンナナがめっちゃでかい道路なんです。4車線ですね。

これぐらい車が通ってりゃ、1台くらい止まってくれるだろ。

と思って昼の1時半にスタートしました。

 

それで、画用紙に「福岡まで」って書いて走ってる車に見せるんだけど、

全然、車が止まらない。

それもそのはず、このカンナナ、道路脇に車を寄せるスペースがない。

例えるなら、自分の住所を書かずにラブレターに「返信ください」

って頼むようなもの。

 

んで、止まらないもんだから、歩くじゃん?進まなきゃいけねーから!笑

歩くってったって、後ろ歩きだよ?

だって、画用紙をドライバーに見せなきゃいけないから。

 

そして、画用紙の文字も工夫した。

「福岡まで」がダメなのは、誰も福岡までの道順にピンときてないから。

「私達が帰り道に使ってるこの道は果たして、このヒッチハイカーの福岡までの道順に

ふさわしいのかしら」

って素通りされる。

だから、行き先は福岡だけど、画用紙には「山梨まで」と書いて

ドライバーに現実味を感じさせる

のがコツと

ネットに書いてあったことをそのままパクって

「山梨まで」と書いてある画用紙をドライバーに向けながら

後ろ歩きした。

ただ後ろ歩きした。このまま歩いて福岡に着くんじゃないか。

もう山梨ぐらいまで歩いただろ。と思ってgoogle mapを開くとまだ東京の中。

もはや、車を止めることなんてやめて、歩くことに集中していた。

 

そしたら、昼の1時半にスタートしたこの旅だけど

気付けば夜の9時になっていた。

真っ暗。夜だもん。

 

その時、名前も分からないどこかの駅を通りがかった。

「ここから電車に乗れば、家に帰れる。」

1回だけ、本気で帰ろうと思った。

 

でも、こんな思いがふとよぎった。

 

「ここで帰ったら、8時間歩いた分が無駄になる。そんなことなら、1回全力で車を止めてみよう。」

 

と、東府中のガソリンスタンドの前で

何も面白くないのに

全力で笑顔を作って

「インター乗せて」

と書いた画用紙を頭上に振りかざして

全力で左右に振っていた。

 

すると1台の古いセダンが止まった。

 

これがヒッチハイク開始8時間目、歩いた距離20kmにして

初めて捕まえた車だった。

 

f:id:yamamotosyouya:20171106000147j:plain