いじめで僕は成長できた。

いじめがあったから今の僕があるんだ。

元いじめられっ子が挑戦するヒッチハイク2

1台目

ついに人生で初めてヒッチハイクに成功し、古いセダンに乗った。

前回の内容はこちら

www.ijime.site

 ドライバーは70歳ぐらいのダンディーなおじいさん。f:id:yamamotosyouya:20171106230550j:plain

ありがとうございます!ほんとありがとうございます!助かりました!全然捕まらなくて。』

 

おじいさん『行き先は?』

 

『福岡です!屋台のラーメンが食べたくて!』

 

ここで初心者ヒッチハイカーあるあるなのですが、

聞かれてもないことをベラベラしゃべってしまいます。

 

おじいさんは、府中に向かうところでした。

おじいさんは『じゃあインターまで連れてってやる。』といって、

府中から少し遠い国立府中インターチェンジまで連れて行ってくれることになりました。

 

僕はせっかく乗せてくれたおじいさんにお礼がしたくて、でもあげられる物なんて無

かったので、

せめて、おじいさんを楽しませてあげようと車内トークをせいいっぱい頑張りました。

しかし、むなしくも奮いませんでした。

 

”ごめんなさい。僕はあなたに助けてもらったけど、僕はあなたの役に立ちませんでし

た。”

 

そう思いながら、国立インターに着いて、車を降り、

おじいさんは初めてヒッチハイカーを乗せて、よっぽど珍しかったのか、

ガラケーで、僕が『福岡まで』と書かれた画用紙を持っている姿を写真におさめました。

こんなもんでいいのならと、僕は全力の笑顔とポージングを決めます。

 

そして、おじいさんは運転席に戻り、クラクションを鳴らしました。

僕は人生で一番、頭を下げました。車が通り過ぎるまで。

すると、通り過ぎようとしていた車が止まり、助手席の窓から手が伸びます。

『これお守り』

僕の手に握らされたのは、1万円札でした。

そして、僕はこんな感情を抱きました。

 

ヒッチハイク儲かるな。』

 

2台目

ヒッチハイクビジネスでプラス1万円の収益をたたき出した駆け出しヒッチハイカーは、

インターチェンジに向かって全力疾走していました。

『俺の人生が変わるー!』

本当に声に出ていました。

その時の自分を写真におさめてあります。

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☆ぶれぶれで高揚感を演出しております☆

 

そして、インターチェンジの手前で

表に『福岡まで』、裏に『インター乗りたい』

と書いた画用紙を信号待ちの車に見せます。

この時のアドレナリン分泌量のすさまじさは簡単に言うと

『ヒッチハイ』ランナーズハイ的な)

・・・。

 

そして、1時間程、画用紙を頭上で振り続けて

1台の大型トラックの運転手が助手席のドアを開けてくれました。

人生で2回目のヒッチハイク成功です。

山梨から食品を運んでいる方でした。

 

そして、高速道路に突入!

 

ここから僕のヒッチハイク旅もハイウェイに乗ります!

山梨県談合坂サービスエリアに降ろして頂き、

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談合坂SA名物『小仏焼』を食べ(あまりおいしくなかった)、

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休憩していると、

二人の若いの店員さんに話しかけられた。

画用紙を持った上下ジャージの僕が気になったのだろう。

 

僕は東京からスタートしたこと、乗せてもらうまでに8時間かかったこと、福岡を目指

していることを話した。

すると、ある50代後半ぐらいの小太りのじじいを紹介してきた。

この男どうやら、長距離トラックの運転手らしく、西日本方面に向かうっぽいのだ。

 

僕は乗せてほしいとお願いした。

断られた。(紹介してきたのに)

やはり、事故を起こしては責任がとれないらしい。

 

しかたないか、と席に座って、休んでいると、

『さっきは乗せてもくれないドライバーを紹介してしまって申し訳ない』

と、の店員が厨房からとってきたメロンソーダを僕にくれた。

 

僕は出発することにした。

 

3台目

何台か話かけてみる。つもりで1台目に話しかけると1発OK!!

 

小坂大魔王似のスポーツトレーナーの人だった。

山梨の湖でパドルアップサーフィンを教えているらしい。

車内には仕事仲間が2人寝ていた。

 

ここでも、東京からスタートしたこと、乗せてもらうまでに8時間かかったこと、福岡

を目指していることを話した。

 

そして、降ろされたのが『谷村PA』。

通称「あかずの間」

まず、夜中の2時なのもあって、車通りが少ない。

 

僕はここで「静岡方面に行きたいんですけど」とお願いするが、みんな行き先が違う。

気付けば、辺りは明るくなり始めた。

時刻は午前5時。

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引用 : https://sapa.c-nexco.co.jp/search/map_all

赤いが『谷村PA

青い●が高速道路に乗ったインターチェンジ

ご覧の通り、谷村PAがある『中央道 富士吉田線』は静岡県を通る『東名高速道路』に

つながっていない。

こりゃ、お目当てのドライバーさんが見つかる訳もない!

 

それでも、『いつかは静岡方面に向かうドライバーさんが見つかる!』と勘違いしたままのアンポンタン山本翔也。

 

果たして、こいつは間違いに気付くのか。

次回に続く。