いじめで僕は成長できた。

いじめがあったから今の僕があるんだ。

机いっぱいに糊を塗りたくられる。高校いじめ体験

高校時代いじめ体験シリーズです。

筆者と高身長イケメンキラキラネーム(以下、カスと呼ぶ)の席の配置は前後ろ。

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カスにとっては、振り返ればオモチャがあり、しかも教卓から死角となる、絶好のプレイルームでありました。

 

この日もカスは、黒板の方向とは逆、僕の方へ向いていました。

そして、いつものペンドラムを僕の机でやります。

ペンドラムとは平らな面の上でペンを叩き、まるでドラムのように奏でるものです。

 

デン、デン、カチャ、カッ、デン、デン、カチャ、カッ

 

それやるのはいいが自分の机でやってくれ。

クラスの視線が集まってしょうがない。

 

しかし、彼はペンドラムに飽きてしまった。

ふー。よかったよかった。

 ホッと一安心したのもつかの間、地獄の始まりです。

僕はカスのぶっ飛び度をナメていました。

 

彼は僕の筆箱からアラビックヤマトを取り出し、

『ノリだー!アハハ。あは、あははは』

 

ノリだねー。

 

彼はキャップを取り外しました。

まさか!おい

そうです。そのまさかです。

彼は僕の机にノリを塗りはじめました。

声が出ませんでした。

 

いじめる側にもいじめる理由があります。

1つ目は、回りの空気を読んだため、いじめてしまうケース。

学校生活を送る上でグループ行動は欠かせません。そのグループに属するメンバーはあ

る程度、共通項を持ってなければグループは成り立ちません。その共通項が『○○さんの

ことが嫌い』だとすれば、イジメにつながります。

 

2つ目は、イジメの主導者がキチガイなため、いじめてしまうケース。

このキチガイどもに常識は通じません。

それどころか、キチガイどもの常識をこちらに押し付けてきます。

その常識の中では、イジメは合法なのです。

現実世界では、器物損壊罪、傷害罪、果ては殺人罪…。これは本当に許せない。

しかし、あいつらの常識の中ではあくまで無罪なのです。

カスは2つ目のケースです。

ノリを塗りながら奇声をあげてます。

※カスは「しゃべりながら、ボリュームを上げ、語尾で叫ぶという癖や単純に『ぁぁあ

ああー!』と叫ぶ癖」があります。

そして、ノリは次第に渇き、液体から固体となります。

『やまもとぉー!このノリが渇いて、ペリペリと剥がす感

覚がオモシロイんだよねー!!』

 

知らない。そんな感覚、味わったことない。

頼むから、自分の机でやってくれ。

その後、彼は何度も何度も僕の机にノリを塗っては剥がし、塗っては剥がしを繰り返し

ました。

 

世間にはよく分からない人がたくさんいる

このキチガイに遭遇する確率はかなり低い。

僕みたいに身の回りにこのキチガイが発生してしまった人は気の毒だ。

 

でも、僕なりに編み出した良い対策がある。

それは無視だ。

こいつらに遊ばれて、良いリアクションをしてはいけない。

例えば、嬉しくもないのに嬉しい素振りをしたり、楽しくもないのに楽しい素振りを見せたり。 

 

こいつらがキチガイだということは、あなただけではない、みんなが思ってることだ。

あなたが勇気を振り絞って、無視すれば、他の人が無理にキチガイに同調して、

あなたの口を割ろうとはしない。

 

 偶発的な不協和音はとにかく無視が一番だ