『カス』といういじめっ子から学んだ恥ずかしいを恥ずかしいと思わない方法
高校1年生の時、僕はいじめられていました。
その時のいじめっ子は全部で3人で、
そのリーダー格である『カス』を紹介します。
『カス』
- ギターが弾ける
- テニスが上手い
- 身長180cm
- イケメン
イケメンに関しては、僕はあまり感じないんですが、回りの女子がそう言っていたので・・・。
こんなクラスの頭みたいな人が嫌いなやつ(筆者)なんて、みんな嫌いでしょ。
僕がいじめられていた理由もまあ分かる。
けど、
大切な筆箱をゴミ箱に捨てられたり
机にノリを塗りたくられたり。
じゃあなんでカスに嫌われたのか。
それは僕がカスより優れていたからなんですね。
別に強がりじゃありません。
僕はカスより社交的だった
僕の高校は中高一貫校でした。
僕とカスは、高校から入学した外部組です。
そして、その高校には、
入学してすぐ『勉強合宿』があります。
名前こそ『勉強』とありますが、僕は、
これは、中学からエスカレーターで上がってきた内部組と仲良くなるチャンスだと思い
ました。
なので、合宿所に着くなり行動開始です。
すれ違った内部生に
「おれ、やまもと、よろしくー!名前は?高橋!よろしく高橋!」
僕が、
アメリカ人顔負けの仲良くなり方をする一方、
カスも着実に内部生と仲良くなっていきました。
それはもはや、どちらがより多くの内部生と仲良くなるかのせめぎあいといっても過言ではありませんでした。
ときには、内部生数人の中にカスと僕が混ざって、夕食を食べるということもありました。
そして、ここから一気にカスと僕のスクールカーストは逆転し、
カスの奇行
入学初日からカスに対して上手く言えない嫌悪感を抱いていた僕ですが、
カスには別のクラスに彼女がいたので、
カスは、この僕の秘密が、僕を陥れるチャンスだと感じました。
すると、カスはその女の子がいる前で
『こいつ、○○(髪型ボブのキラキラネーム女)のことが好きらしいぞぉ~!!』
と叫ぶのです。
その女の子にだけは、僕が好意を持っているということが伝わってほしくなかったので、
僕は、僕の計画がカスに崩されたことにうなだれました。
そしてカスの奇行はまだ続きました。
クラスに向かって
カスは勉強合宿で僕がみんなに知られたくない秘密を知ってしまいました。
そして、その秘密を大声で叫ぶというキチガイだったのです。
それからはカスの言う通りに従いました。
なぜならカスに僕の秘密をこれ以上バラされては困るから。
これこそ、地獄のいじめの始まりだったのです。
ここまで読んで、こう思われた方もいるかもしれません。
これに関してですが、僕もカスにされたことをそのまんまカスに仕返しました。
結論から言うと、
カスはどんな秘密をバラされても動じませんでした。
『勉強合宿の自分の部屋で友達がいる中、オナニーしようとした』とか。
事実をそのまま伝えましたが、全く効果はありませんでした。
僕は、ここにカスから学ぶものがあると感じました。
小さなことで恥じていたってしかたない
僕がカスから学んだのは、
なにか恥ずかしい思いをしたって、他の人からすれば気にならない。
だったら、なんでもないことで恥じてグズグズしていたって意味がない。
たしかに、合宿先でオナニーしていたって、高校生の男子なら、別に普通だ。
それをバラされても、たいしてダメージにならない。
逆に笑いに変えて好きな女の子にアピールするチャンスじゃん。
あと、例えば、小学生の女の子にありがちな
『前髪切りすぎて、他の人に見られたくない』
とか
大人の女性でいうと、
『すっぴんだから、恥ずかしくて外出られない』
まず、君の前髪とか気にしたことないし、
その女の子が好きな男の子からしたら、
違う髪型も見てみたいから逆に歓迎されるよ。
あと、すっぴんは見たいです。単純に。
あなたが恥ずかしいと思ってることなんて、
たいして恥ずかしくないことだから。
それでクヨクヨしてたり、踏み出せない人は、
人生、損してるよ。
僕みたいに、1年間青春を捨てることになるよ?
それが嫌なら、ほんの小さな勇気を出して、外に一歩踏み出してみようよ。
意外と楽しい世界かもよ?